|
|
2001・10・18記載
Maki Takahashi |
|
山賊穴のコウモリ
今年の春、ようやく木々の芽吹きが始まった頃。猪苗代町のとある穴へ行った。なにしろ山賊がいたという穴らしい。
「もしかしたら、コウモリがいるかも?」
そう思って、バットディテクター(B・D)を持っていった。なんとコウモリの出す超音波を人に聞こえる音に変換する装置であーる。しかし見た目は「おもちゃですか?」てな感じだけれど。
予感的中!コウモリ発見。B・Dがとらえた超音波は110キロヘルツ。これはコキクガシラコウモリの出す音。平穏だった穴に突如入ってきた人間に驚いてパタパタ飛びかうコウモリは8匹ほどであった。
その後なかなか行けないでいたが、9月始めに再び穴へ。驚いたことにコウモリは50匹くらいに増えていた。繁殖したのか? 他からきたのか? 冬眠の頃はもっと増えるのか? わくわくわくわく。また行こうっと。
いいねー猪苗代町。こんな所があるなんて。
絵と文 高橋 真希
( 森のねえちゃんプロガイドとして小さな体で野山に出没中。)
* 山賊は「黒兵衛 」と言って本当にいたらしい。 (編者注)
1 秋の空と三日月 |
2 コキクガシラコウモリ |
3 コウモリを捕獲 |
4 バットディテクター
|
|



|
|