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2001・8・11記載
Yasuo Inoue
目がテン
猪苗代に移住して10数年。この春からは猪苗代観光協会の公認ガイド「いなわしろ伝保人」として、また国立公園レンジャーのお手伝い「サブレンジャー」などをさせていただき、子供や大人を引きつれて山に登ったりしている。
泊り込みが多いので家族には大迷惑をかけ、時々家に帰ると妻や次女に「どこのおじさん?」なんて言われている。
そんな活動のある日のお話。
森の中で野生動物に会う喜びほど素晴らしいものはないだろう。夜行性が多く野鳥以外には出会う機会も案外に少ないものだ。
テンももちろん夜行性。よく登山道の岩の上などにウンチを残していくあれだ。ちょっと目をかすめただけでも珍しいのに、雄国沼巡視の帰り道、もうすぐ雄子沢登山口という下りの山道で出会う事が出来たキテン。全身黄金色。ものすごくきれいで感動した。
午後の森の中はけっこう暗くカメラを向けたが結局撮ることが出来なかった。時間的にはおそらく1分位の出来事。考えてみれば双眼鏡を構えてよく観察すれば良かった。なぜなら、そのほうが私には得意であったから。何より本物を少しでも長く見た方が私にとって良かったのに。
あー残念。相手が相手だけに「キテン」が利かなかった。
写真・絵・文 井上 康夫
( 通称「やっちゃん」。ブナブナと唱える自称ブナブナ教の教祖。)
1 雄子沢川 |
2 ミズギクとコバギボウシ |
3 ヤマナメクジの交尾 |
4 オオウバユリ
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5 テンの絵
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