Natural life Vol 5 Photo Photo Photo Photo

  2008・3・ 23 記載
  Ritsuko Yanagihara

  

可愛いお客さまがやってきます。
庭で、アヒルを一羽飼っているので、餌のおこぼれを食べに来るのかもしれません。
アヒルの名前はマルです。 
朝、小屋からマルを出してやると、どこからともなく野鳥が寄ってきて様子をうかがっています。
マルには、買い餌と、野菜、パン、豆腐、何でもあたえます。雑食です。
買った餌は、家禽用でトウモロコシ、ビタミン、魚粉などいろいろ入ってて本当においしそうに食べます。野菜の中では、トマトやきゅうりが大好きです。水っぽいのが食べやすいようです
与えすぎないようにと思いつつ、可愛さゆえに、つい、たっぷりやってしまいます。
家禽は与え過ぎはないそうですが、カラスとかネズミを呼び寄せてしまうので
適度が肝心です。  

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まず、スズメたちが賑やかにホッピングでやってきました。チュンチュン鳴いてくれるので、すぐにわかります。どんなご馳走かなぁ・・・と見ていて、隙あらば近づいて来てせわしなく食べ始めます。
ちっちゃいクチバシをいっぱい開けて、一口食べては、誰かに怒られはしないかとキョロキョロして、茶色の帽子が落ち着かない様子。
マルは、距離をおいて、じ〜っと見ています。

ツグミもきましたよ。(図鑑で見たらツグミかと)
近くまで来て、少し様子を見ています。
それから気配を見ながら、迷わずゆっくりと食べています。
斑模様のふっくらお腹、つぶらな瞳もチャーミング。目の上の白い模様がアクセント、眉のようです
こんなに近くで見たのは初めて。ふっくら感が何とも可愛いな〜。親しみがわいてきます。

おおっ、勢いつけて、すばしっこく走ってきた鳥がいますよ。
セキレイです。ササッと忍者走りで寄ってきて、右へ左へと行ったりきたりしています。
まるでエキストラ俳優が通行人役で演じてるかのようです。右へちょこちょこ、左へちょこちょこ。
電線を垂らしたようにブーランブーラン飛びして行ったかと思うと、又、小走りでやってきます。

それにしても、か細い足が健脚そのものです。 お尻の羽も大忙し、半端でないね。
ピッピッ、ピピピッと信号を送ってるみたい。

どこに住んでいたんだか、ヒヨドリも登場。羽を広げてスズメたちを追い払おうとでもしてるかのようです。
スズメに比べたら体が大きいし、濃いグレーで、尾羽がしっかりしてて存在感ありますねぇ。

頭の羽が立ってるよ、正面から見ると、なかなかのイケメンですねぇ。

マルは、いつも薄目で見ています。白いまつ毛が、下から上にあがったらおネンネの印。

そう、アヒルの目は、下瞼があがって閉じます。
TVのCMのアヒルちゃんは、よ〜く見ると、上から下へ瞼がおちますよね・・・。
ほんとに、マイペースでのんびりゆったりなマル。

餌のおこぼれを食べに来るお客さまを威嚇するでもなく、むしろ悠々と見守っています。

ずっとこちら側の私は、戸は少し開けたまま、カーテンは閉めたまま、わずかのスペースを確保して、息を潜めてカメラ片手に、パシャッ。
手がしびれてきても・・・もう一枚。おまけにもう一枚と、
きりが無い。カメラとお客さまの目が合った瞬間、可愛いお顔の視線がピタッと止まります。
まんざらカメラも嫌いじゃないみたいですが、仲間が飛んできて、そっと耳打ちしたかと思うと一緒に去って行ってしまいました。
ほのぼのとした光景をそっと眺めているうち、私は、その場から離れられなくなってしまうのです。

いつきても可愛い常連さんに、バードテーブルを作りましたよ。
牛乳パックだから、ご飯粒専用のお客さまにはぴったりでしょ!
これだと、カラスに横取りされないしね。

写真と文 柳原律子
(ナチュラル・リツコ・バージョン) 
 
  
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