Natural life Vol 3 Photo Photo Photo
2004・9・21 記載
Ritsuko Yanagihara



布引高原大根 突撃リポート
 
 きょうは時間がたっぷりあるので、布引高原に行ってきました。 
8時に出かけて福良を通って赤津に入り、家から片道47km
 
先日たまたま布引高原大根をいただき、とろけるほど柔らかく、
ベロがぬけるほど、とてもおいしくいただきました
「一度顔がみたい」
そんなわけで、いよいよ出かけることにしました
 
到着してみたら、天気晴朗なれど、人っ子ひとり、いないのです
「あれ〜」 展望台から 360°見渡しても大根を掘る人はどこにもいません。
水戸ナンバーのカメラマン、オートバイのカップルが登場するも、働く姿はありません
 
いそいそと、塩むすびとコーヒーを持って行ったはいいけれど非常に暑い!日差しが強くて一服する所がな〜い!
あ〜なるほど・・・一本木が所々にあるのは日陰で休むためあえて残しておいたのだろうか?
昔は、竹の子山と言われていたらしく面白いほど採れた、との話。
生活を豊かにするために開墾して大根を作りはじめたそうです布を引いたように平にするまでには、計り知れないご苦労があったでしょう。今は道路も舗装になってだいぶ楽になったとか
 
働く人はどうしていないのか、聞いてみたくなりました
里まで下りてお年寄りに触れ合うことが出来、いろいろ伺いました
 
農家の方は、夜中に山に上がり大根を抜き、3時4時には作業場で大根洗いするそうです。2000本も抜くってトラック何台分になるんでしょうね
多くの人手を要し、かなり大掛かりな仕事。梱包して朝のうちに関東に運ばれて・・・食卓へと。
 
あの大根の軟らかさの秘密は、日中と夜間の温度差らしい。10度もあるという。
聞けば聞くほど驚き次に触れ合えた方が、なんと!若いご夫婦でした。どうみても20代前半かと・・・
好きで結婚したら大根がくっ付いていた、とのこと思わず「偉い!」と叫んでしまいました。                          
淡々と話しテキパキと応対してくれた姿に、頼もしさと貫禄が感じられました。
 
ニュースでも話題になっている風力発電のことは深刻でした。
どこにでもコンクリート固めて風車を建てるには、おいしい大根によけてもらう訳だし日本一の規模というから、歓迎できないのも無理ない。     
環境にやさしく地球にやさしく、といっても一長一短のしわ寄せがあることも心に留めておきたい
 
作業がひと段落し、皆で語り合ってる雰囲気には、元気がみなぎっていました。
「今度はもっと早く来っせー」と言われました。 
今夜は大根と鶏肉の煮物にして、ありがたくいただきましょう。            

写真と文   柳原律子
( ナチュラル律子バージョン)

布引高原へ
二岐山を望む
布引の空
布引だいこん
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