Eco Guide Vol1 photo photo photo photo
2001・7・25記載
Shinichi Okuda


一切経頂上にて思うこと

 今、多くの方がいろいろな山の頂上を目指し登山をしています。それ自体に何ら異議も批判も唱えるわけではありませんが、しかし、もっとゆったりとした時間を過ごしませんかと提案します。
頂上は機会があれば何回でも行くことができますが、足元に咲いている野草達は開花時期を逃せば次の年まで待たなければなりません。
 今回のル−トは浄土平から一切経頂上折り返しですが、いきなりコウリンタンポポです。帰化植物ですけど誰かサンについてきたようで根を下ろして咲いていました。またトリアシショウマ、マルバシモツケ、ハクサンシャクナゲなど他にもさまざまな花が咲いていました。また、ホシガラスもポ−ズを取ってカメラに収まってくれました。
 さて、頂上についてからその風景を視線を低くして見てみると気がつくことがあります。
今年は火星が中接近で南の空にひときわ赤く輝いています。過日深夜、TVで火星特集をしていましたがご覧になりましたか?そうですごつごつとした石だらけの頂上は火星の表面と様子が似ているのです。
ここで想像してください、青空、風、空気、音が無ければ火星そのものに思えます。火星は調査が進むにつれ水が存在する可能性が強くなってきました、川が流れた跡もあるようです。
以前、まだ入山できていた頃の安達太良山の沼の平は月面の様相とも思えましたが、最近はむしろ火星に近いとの思いです。
ここは身近なところにはるか彼方の兄弟星を想像、また疑似体験できる場所ではないでしょうか。
将来、人間が移住し住めるようになったとき、一切経や吾妻小富士に似た風景を思い起こすかもしれませんね。

写真・文  奥田 信一 
( またの名を町のくまサン。 やや怪しいおじさん探検隊員 )


  


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