2008・7・ 26 記載
Seiya Yamauchi
厩嶽山を訪ねて
吾妻山信仰の入り口にあたる「厩嶽山」(1261m)を知る人はおそらく磐梯町民以外は、よほどの山好きか、かなりの歴史好きだろうか。
会津地方の馬頭観音信仰の中心として、かっては栄えたと伝えられる厩嶽山頂直下の馬頭観音堂をめざして、参道の各所に鎮座する西国三十三観音石仏群を順に巡ってみることにした。
有料道路磐梯山ゴールドライン入り口手前の「栄川酒造」の脇の林道を
400メートルほど進むと「厩嶽山登山口」の標識がある。
登山口とは言っても、かなりの距離を荒れた林道を歩き続け、杉の植林し立ての伐採地を通り抜けて、ようやく真の登山口と言える「第一番」の石仏に到着。道が間違いではなかったとほっと一息ついて、カメラをザックから出し、入山前に近くで汲んできた「磐梯名水」を頂く。「うまい!」
石仏の案内標識があり、「第一番 本尊 如意輪観世音菩薩 」その他奉納者名、御詠歌、本山、宗派などが書いてある。